鼓膜の充血、腫脹が軽いとき:
痛み止め、抗生物質、消炎剤で経過を観察します。
鼓膜の充血、腫脹が強く、発熱していたりするとき:
鼓膜を麻酔してから鼓膜切開あるいはレーザーで開窓手術をして中耳にたまっている膿汁を排出します。痛み、熱が早く消失します。
流れ出した耳だれを細菌検査に提出します。中耳炎の原因となっている細菌と抗生物質とが合わないといくら抗生物質を呑んでいても中耳炎やその原因になっている鼻水がとまりません。理由は薬に抵抗する耐性菌が蔓延しているためです。
とくに、まだ免疫が不十分な2歳未満は単に抗生物質だけ投与しても中耳炎が治りにくいのです。
薬が効きにくい細菌が蔓延しているため治療に使う抗生物質の選び方が難しい。
私は耳だれの細菌を細菌検査をしながら抗生物質を使っています(抗菌剤療法)。
短い期間に中耳炎を繰り返すときは鼓膜切開をしてからチューブを留置します。留置期間は患者さんによってさまざまです。チューブが入っていても水泳をしても大丈夫です。
自分で治癒したと判断して途中で受診を中止しないほうがよいでしょう。
鼓膜切開術、鼓膜開窓術(日本には何台も設置されていない鼓膜開窓レーザーを使用)

CO2レーザー