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めまい(眩暈)症について

めまいは、日常よく見られる症状のひとつであります。ストレスが多い時代のためか、めまいを訴える患者さんが増えています。めまいの多くは、安静や内服治療により短期間で症状が消えることから軽く考えられている傾向があります。医師の側も眩暈患者さんをみるとメニエール病やメニエール症候群と診断してしまっている場合が多いようです。眩暈症のなかには生命に関る疾患の初期症状(例えば脳梗塞の前兆)のこともあり、注意が必要です。


めまいの種類

自分や周囲が回るように感じる回転性、足元がふらつく(不安定感)、船酔い様、起立時にグラッとし目の前がくらくなる、時には意識を短時間失うもの、など


めまい時の目の動きの例(動画)


めまいの原因

大きく分けると耳が原因のめまいと、脳が原因のめまいとに分けられます。


耳が原因でおこるめまい

■メニエール病
耳鳴り、耳閉がさきにあり突然激しい回転性めまいがおこります。半日から1日まわり嘔吐し苦しみますが、いつのまにか眩暈が治まります。すると耳鳴りや耳閉も消えてしまいます。このようなことを繰り返し、聞こえが段々に悪くなります。物が二重に見えたり、手足がしびれたり、ろれつがまわりにくいなど脳神経症状は有りません。眩暈といえばメニエール病と診断されている患者さんは多いですが、私の診療所では年間に5人もいません。

■前庭神経炎
風邪症状が先にあることがおおい。ウイルス感染と言われています。回転性で持続する強いめまい。しかし、耳鳴り、難聴などを伴いません。

■良性発作性頭位眩暈症
寝たり、起きたり急に頭の位置を変えるときに短時間おきる回転性眩暈。患者さんの数が比較的多い。

■突発性難聴
急激に起こる難聴、耳鳴りで発症する。めまいを伴う場合と、伴わない場合がある。できるだけ早期の治療開始が望ましい。聴神経腫瘍を合併していることがありうる。


脳が原因でおこるめまい

■脳血管障害
めまいは必ずしも激しい回転性で、頭痛、嘔吐を伴うものばかりではなくふらつきや浮動感のことも多い。手足や口の周りのしびれ、舌のもつれ、複視などの神経症状、階段のふみはずし、手の震えなど小脳症状を伴うことがある。

■小脳橋角部腫瘍、小脳腫瘍
耳なり、難聴、眩暈で発症することがある。

■頚椎症
首の骨の変形により、脳への血液の流れが悪くなるために起こる。耳鳴り、耳つまり、難聴をともなわない回転性眩暈


めまいの診察の時、医師が知りたいこと(診断の助けになること)

どんなふうにめまいがおこったのか、患者様のお話が大切 になります。

1.どんなめまい?
  ぐるぐる(方向は? 時計の針と同じ?)? ふらふら(船酔い? 地面に足がつかない?)
  目の前が暗くなる?
2.どうしたら?
  朝、目がさめたら自然に、寝たり起きたり 寝返りをうったら 立ち上がったら
3.めまいの持続時間は?
4.耳鳴り、難聴、耳のつまりがめまいが起こる前にありましたか?
5.手足のしびれ、ろれつがまわりにくいか、物が二重にみえる?などの脳神経症状は?
6.過去にかかった大きな病気
7.職業その他生活習慣


めまいを起こす原因は?

・生活環境、社会環境からのストレス
・酒の飲みすぎ。タバコの吸いすぎ
・暴飲暴食
・熱風呂、長風呂
・交通事故などによる外傷、むちうち
・血圧降下剤の利きすぎ


自宅でのめまい対処法について

・頭を動かさず、楽な姿勢をとる
・衣服を緩めて横になる
・静かな部屋で、目を閉じて安静にする
・心を安静に保つ
 その上で、出来るだけ早く医療機関を受診しましょう。


めまいの診断に必要な検査

・自発、注視眼振検査
・頭位および頭位変換眼振検査
・視運動性眼振検査
・温度刺激眼振検査
・電気眼振図検査
・耳、頚椎レントゲン検査
・指標追跡検査
・重心動揺検査
・標準聴力検査、内耳機能検査
・味覚検査
・脳神経症状検査 / 小脳症状検査
・血液検査
        
眼振検査なくして眩暈の診断は難しい。病歴と上方の検査所見をあわせて診断します。
杉田院長は 「めまいの治療 全国の名医50人 通信販売 189号 1998年 10月」に
『めまい』全国の名医50人の1人に選ばれ、掲載されました。